【コラム】NFTとオンラインカジノ:第5回 メタバースとNFTの可能性

【コラム】NFTとオンラインカジノ:第5回 メタバースとNFTの可能性

【メタバースとは】
メタバースとは、メタ(meta:超)とユニバース(universe:宇宙)から作られた合成語で、インターネット上における仮想空間を指します。
不特定多数のユーザーが、仮想空間の中で様々な行動を取るために参加できる仕組みとなっており、セカンドライフやマインクラフト、あつまれ動物の森などは、メタバースの一つとも言われています。

【メタバースでのビジネスについて】
1. 課金モデル
ユーザーからコンテンツを楽しむために利用料金をもらう方法です。
フォートナイトなどの、オンラインゲームが代表的な例となります。
アバターやスキン、アイテムなどに対して課金を行う、というものが多いです。

課金モデルでのメタバースは、課金対象の選択肢が無限にある、ということもポイントです。
というのも、前述のアバターやアイテムなど、“入手した”ことがわかりやすいもの以外に、例えば、仮想空間の中で「音楽ライブ」が行われた場合、ライブに参加するための権利をユーザーが購入するといった、“モノ”との交換ではない収益化も行うことができるのです。

今後あらゆるエンタメ、ビジネスコンテンツが、課金モデルで参入する可能性があります。

■ 音楽業界も注目のフォートナイト「仮想ライブ」を1千万人が視聴
https://forbesjapan.com/articles/detail/25409

■ 米歌手「フォートナイト」バーチャルライブで20億円の売上
https://www.moguravr.com/fortnite-virtual-live-6/

2. 広告モデル
広告モデルは、広告主が仮想空間内に広告を設置したり、企業が購入した仮想空間の土地に、話題性を持たせたりといった、さまざまな手法で行われています。
ただし、基本的には多くのユーザーの目に触れることが前提となり、一定数のユーザーが存在して初めて成立するモデルとなるため、課金モデルと比べると、まだ実例が少ない印象です。
しかし、メタバースのプラットフォームが一般化していくにあたって、今後、さらに増えていくだろうと予想されます。

有名企業とのタイアップの事例が増えている一方、まだ手探り感は拭えませんが、徐々に何かしらの新しい広告モデルが確立されていくのではないかと思います。

■ ナイキ、ディズニー、グッチも注目。大人気のゲーム版YouTube「Roblox」とは?
https://digital-shift.jp/platformer/210804

■ 渋谷区公認、配信プラットフォーム「バーチャル渋谷」を5月19日からオープン
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2020/05/15/4437.html

3. ECモデル
仮想空間で、現実の物を販売するモデルです。
現実の空間をそのまま再現できるという特性を活かして、ユーザーがウィンドウショッピングを体験することが可能です。
また、衝動買いがハマる商材との相性が高く、コロナ禍で一時下降気味だったリアル店舗ショップの売り上げにおいて、インターネットショッピング部門を追従する可能性が生まれました。

リアルの店舗をぶらぶらしながら、面白そうな物を探すという体験は、既存のECサイトではまだ事例が少ないため、こういった体験がメタバースを通じてさらに加速していくのではないかと考えられます。

先行事例としては、三越伊勢丹が「REV WORLDS (レヴ ワールズ)」という独自サービスを構築し、オリジナルセレクトショップの提供をスタートするなど、積極的な取り組みをしています。

■ 三越伊勢丹が提供するVRを活用したスマートフォン向けアプリ「REV WORLDS (レヴ ワールズ)」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001872.000008372.html

【まとめ】
現状、メタバースとNFTはプラットフォームが分かれていますが、今後は、クリエイターがメタバース上で作ったNFT作品を売買できるようになるといった、共創が起きていくのではないでしょうか。
そうなれば、メタバース上でNFTデータを、ユーザー間でマッチングさせる仕組みが普及していくのではないでしょうか。
サマーウォーズ、そばかす姫のような世界もすぐそこまできているのかもしれません。

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